みなさん、こんにちは。梅だより3月23日号をお届けします。
春分の日を過ぎ、TVでは桜の開花も伝えられるような季節になりました。先週は暖かい日が続き、街の梅の花もそろそろ散り始めているようです。ふと道ばたを見ると、オオイヌノフグリが可愛らしい菫色の花を咲かせ、沢に降りればふきのとうが柔らかい芽をふくらませています。そして、鼻をクンクンさせてみると良い花の香り…梅の花の香りが街を満たしてくれています。暦の上だけでなく、体で実感する「春」の到来です。ひょっとすると来週には東京でも桜の開花宣言が聞けているかもしれませんね。(左の写真は吉野梅郷に植生されている梅の木々です。公園の外でもこんなすてきな景色が見られるようになりました。是非、吉野梅郷一帯を散策してみてください)
さて、今週の梅の様子をご紹介します。
先週、16日が青梅観梅祭りだったのですが、今日は連休最終日にもかかわらず先週に負けず劣らずのにぎわい…いや、今シーズンの取材の中で一番にぎやかな日だったのではと思うくらいです。今年は花の開花が極端に遅く、寂しい取材が多かっただけにこの賑わいをなんとも感慨深く感じるものです。
花はといえば、日当たりの良い東側斜面は紅梅・白梅ともにほぼ満開です。2月。まだ寂しい公園をいち早く彩ってくれた早咲きの八重寒紅や増井緋梅などはそろそろ散り始めています。また来年!とちょっと寂しい気もする今日の取材。一番目立つ公園の北斜面は場所によってばらつきはあるものの5分咲き程度。このくらい咲いていると公園をぱっと見てもにぎやかな感じがしますし、花を見てもみずみずしさを保っています。紛れもなく、今週末が今シーズンの「最盛期」だった、と確信しました。
私の予想では来週に公園内全域が満開。再来週まで見頃が続くと思われます。
昼は観梅、夜は夜桜と、「夢の組み合わせ」がひょっとしたら実現するかもしれないと、ちょっとだけわくわくしています(^.^)。
★来週(3/30)の「梅だより」は都合によりお休みいたします。
再来週更新(4/6)が「梅だより2003」の最終回となります。みなさん、お楽しみに!
★花の辞典にも今日の状況が書いてありますので、そちらもご参考にどうぞ★