毎週の取材で、特に気になった品種を2つ3つ紹介します。すべての花を紹介することはできませんが*、お出かけの際の参考になればと思います。
*ただいま梅辞典onWEB(仮称)を制作中です。3月公開予定。暫定版はこちらです。
白牡丹(はくぼたん)
移り白の大輪で、蕾も咲き出しも牡丹のように見える。満開になってしべも整開するので花形も一段と見応えがある。豊後性の梅。
先週紹介した「緋の袴」と同様、牡丹のような大輪の花。より大きく、重い印象を受けます。が、この3月末の春の空にはこのような派手な花形、色が実によく合っています。春の暖かさを感じることのできる花。
せきもり(せきもり)
花は「東雲」よりやや紅が濃く底紅で、花弁に入る赤筋はあまり変わらない。花弁の色合いも、花形、しべも健全でより散開するので全体がよく整っている。
「梅情報98 ギャラリーコーナー」の最後を勤めるのがこの「関守」です。最後を飾るにふさわしい、明るい、派手な花。特筆すべきはその花弁の色合いで、非常に明るい紅色にもかかわらず、全体の中で浮かない、非常にいい色だと思います。若者受けする要素を多分に持っています。