地蔵院・宝珠梅
(青梅市畑中1丁目)

 

地蔵院は宝珠山と号し、地蔵を本尊とする臨済宗の寺で、永正元年(1504)の開山です。境内には梅の木がたくさんありますが、中でも「宝珠梅」は樹齢300年の古木といわれ、昭和32年に市の天然記念物に指定されています。

市内に多くある梅の古木の中でも、天然記念物に指定されているものは、この梅と金剛寺の青梅の二つだけで、左右双幹の樹姿はすばらしかったのですが、その左幹が枯れてしまい、惜しまれています。

なお、境内には地元の人が「滝坂」と読んでいる珍しい横井戸があり、自然石で組まれた井戸の中からは毎時約0.3トンの水が流れ出ています。

以上、資料提供:青梅市観光課

jizohin2-s.gif (3921 バイト)本文にもあるとおり、地蔵院の梅は見事なものです。残念ながら宝珠梅はあまりに老木過ぎて、見事というほどではありません。ただ300年の時を経てまだ花をつけるというのは立派というほかありませんね。

左の写真が99年の「宝寿梅」。江戸時代−明治−大正−昭和−平成という時代を経て・・・この花も21世紀の「目撃者」ですね。

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